周」の王墓と陝西省の陽陵邑遺跡戦国時代

新華社電などによりますと、陝西省岐山県で、古代王朝「周」の王墓とみられる古墓群と、西周期の甲骨約７００片などが発見された毎日新聞によると約３０００年前に誕生した中国の古代王朝、周（？～前２５６年）の王墓群とみられる大陵墓遺跡が西安の西方に位置する周の古都・周原地域の陝西（せんせい）省岐山県で見つかった殷墟（いんきょ）の殷王墓とほぼ同規模。周は古代王朝の中でもその王墓が不明で考古学上の謎とされており１２基の大墓が確認された発見された１２墓のうち７基が東西南北方面に４本の墓道を、１基は３本の墓道を備え、２本と１本の墓道をもつ墓がそれぞれ２基あった墓域内からは７基の車馬坑が、周辺では「周公」（周公旦？）、「新邑」（新しい「都市」の意味）など周の前半である西周期のものとみられる文字が刻まれた甲骨７００片も発見考古学上、中国で四つの墓道をもつ墓は、王の墓以外にない。それからみて王陵の可能性が高いと言える北京大学の調査隊の責任者、徐天進【二里頭遺跡竜のつえ】　３７００年以上前とみられる貴族の墓に副葬されていた河南省偃師市の「二里頭遺跡」最古の王朝「夏」の都城竜のつえの頭部分。白い目が二つと、その真ん中に鼻がある＝中国社会科学院考古研究所提供【陝西省の陽陵邑遺跡戦国時代】中国陝西省の陽陵邑遺跡で発掘調査。遺跡からは時代の製陶工房である灰坑や竈（かまど）、春秋戦国時代の秦墓が確認されました。秦墓は二層で、長方形竪穴土坑墓（屈葬・北向き）です。灰坑からは新石器時代の鬲（れき）と呼ばれる土器や彩陶、紅陶、ヒトの大腿骨（ふとももの骨）などが出土しています。中国陜西省楊官寨遺跡陜西省考古学研究所が発掘調査楊官寨遺跡は仰韶文化（廟底溝Ⅰ）から竜山文化（廟底溝Ⅱ）までの灰坑（地中の掘られたフラスコ形の貯蔵穴）が多く見つかり厚い灰層、炭層に混じり多くの灰陶、紅陶、獣骨などが出土しましたが、紅陶に黒色の彩色をした彩陶土器も多く見られました( 画像)漢民族の故郷か